私のストーリー④ 母がまさか2ヶ月で編

そんなこんなで恋愛できないまま時間がすぎ・・・

あーもうこんなもんかーって思ってた私に

一つの光が挿したのです。

それがある男性との出会い。

7年前から知り合いだった彼との偶然の出会いが

暗いトンネルの中にいた私を光の世界に出してくれました。

アメリカに住んでいる彼とは、最初から遠距離恋愛。

私にとって遠距離恋愛ってもっとも苦手なことでした。

が、愛されているという安心感、毎日のたわいのない会話、素朴な彼の生活っぷり。

全てが私にとって新鮮でした。

あー、私も恋愛していいんだ

あー、普通に話ができて美味しいご飯一緒に食べれるって幸せだな

って、忘れていた幸せを感じたり

愛されている私がもどかしかったり・・・

日を追うごとに彼のことが好きになり。。。。

そして付き合いだして9ヶ月後、彼は「一緒に暮らそう。アメリカにおいで」と

言ってくれたのです。

私はビザ取りの手続きをはじめ、移住の準備をはじめました。

好きな人と毎日暮らせるであろう時間がほんっと楽しみで・・・

あー私にも家族ができる。そんな思いで過ごしていました。

 

そんななか・・・・・

 

大事件が起きました。

 

それは・・・

シングルマザーとして私を育ててくれた母のがん。

私を「はれもののように扱ってきた」けど

けっして見捨てることなく寄り添ってくれ

いつも私を信じてくれた母がなんとステージ4。

余命は一年。

彼と一緒に暮らしたいと思っていた私を察したのか

「周りに迷惑をかけたくない」といつも言っていた母は

「優しい人と出会ってよかった」

「これから彼と仲良くやっていきなさい」と言いながら

「もう(ガンの痛みが)死なせて欲しい」とも言い出し

周りに迷惑をかけないように自分の命を縮めるように

余命一年を待つことなく

たった2ヶ月でお空に旅立って行きました・・・・

上部へスクロール