現状を変えたい!
新しい視点で世界を見れるようになりたい
可能性を広げたい!
新しいことにチャレンジしたい!
問題を解決したい!
と、今を変えたいモードになったとき
一つの解決方法が「抽象度を上げる」こと。
今回は抽象度について掘り下げていきましょう。
抽象度とは
抽象度というのは「情報量の大小と本質の度合い」を表す言葉です。
言葉や情報には階層があり、
抽象度が高い人はものごとを俯瞰して見ることができるという考え方です。
例えば「犬」という言葉。
これを聞いて、どんな言葉をイメージしますか?
抽象度が低い・・・「トイプードル」「ゴールデントリトバー」
抽象度が高い・・・「動物」
いかがでしょうか?
一つの言葉を聞いて
具体的なモノをイメージ・・・低い抽象度
「それってつまり何?」・・・高い抽象度
ということです。
つまり、“要するに○○”と言ったときには抽象になり、
動物の具体例は「犬」「猫」、
さらに具体的にすると「トイプードル」「ゴールデンリトリバー」になります。
特徴としては
抽象度が高い状態
- 自分や身近な「もの」から離れたところに視点が向く
- 感情が湧きにくい、ぶれない
- 広い目線で物事を見る
- 情報が軽くて、移動範囲が広い
抽象度が低い状態
- 自分や身近な「もの」に視点が向く
- 感情が湧きやすい
- 対象物そのものを見つめる
があげられます。
抽象度を上げるメリット
抽象度が高いということは、
「具体」と「抽象」を自由に行き来する能力があるということ。
抽象度が上がると、
あなたの幸福度が増す
ことができます。
なぜなら、
- 今までは観えなかったモノが観えるようになる
- 感情に左右されなくなる
- 物事の本質を見つめられるようになる
- こだわりが無くなる
- 他人の価値観をリスペクトできるようになる
からです。
例えば住む場所。
「東京に住む!」という場合、
宇宙⇔地球⇔日本⇔東京⇔港区⇔広尾
のように、抽象度が狭まれば狭まるほど具体的になるけど
抽象度が高まれば高まるほど
「どの地域も日本だし、もはや地球の中だ」ということで
変なこだわりがなくなります。
例えば人間関係。
「なんなの、その言い方は!」とイライラ
⇔「相手はどういう状態なんだろう」
⇔周りとの連携ができていないのかもしれない
⇔仕事環境を変えよう!
となり、イライラそのものに怒りが湧かなくなります。
このように、
抽象度は階層が上がれば上がるほど包摂する範囲が増えていくので
「選べる範囲が広く」なります。
さらに、抽象度が上がると臨場感は下がり、階層の下で起こることに対する重要度が下がっていくので、
「いちいち感情が揺れない」ようにもなっていきます。
抽象度の上げ方
抽象度を上げたい!という時のおすすめのトレーニングがあります。
それは階層を一つ上げる癖をつけること。
物事が起こったとき、目の前のものに対して
「これってつまりは何?」と考える癖をつけます。
視点を高くすることで
今起こっていることが未来にとってどんな意味があるのか
が見えてきます。
まとめ
いかがでしょうか?
これからの社会は物質社会ではなく情報社会。
だからこそ、
抽象度を上げて「どうでもよくなる」部分と
抽象度を下げて「感動しまくる」部分を
行ったり来たりすることで
幸福度maxな毎日を過ごせるようになります。
ですので、
- 何かの感情が芽生えたり困難に遭遇したら、一旦抽象的に考えて本質(目的)を見つめる
- そこから具体化させて、達成のための方法や解決策を考える
- 抽象的なままだとフワフワした人のまま
- 必要に応じて具体的な階層に来て感情を味わう
を、ぜひ意識してみてくださいね。