話が長い人。
あなたの周りにもいませんか?
「話が長い人って何が言いたいのか分からないし、正直聞いていても
最初に何を言っていたか忘れちゃうし
結局理解出来ないから、頭が悪いのではないか?と思う。」
と言う人もいますね。
私がたくさんの起業家を見てきた時に思うのは
成功している人=話が短い=短い時間で伝えることができる=人が共感し行動する
と言う共通点があるのです。
逆に言うと、
話が長い人は「説明が下手」で
独りよがりだったり、自分ワールドで「裸の王様」だったり。。。
そこで、
話が長い人の頭の中で起こっていること、
大切なことを言いたいなら身につけるべき「伝え力」について
今日は掘り下げていきたいと思います。
話が長くなる人の頭のカラクリ
結論から言うと
話が長い人=話の論点が定まらず、いきあたりばったりで話をしている人
と言うこと。
なので「結局何が言いたいの?」となり、聞いている側からしたら頭が悪く感じるのです。
また、
- 理論的に話していない
- なんでも自分ありきの話し方
- 一方通行に話す
- 人の反応を感じることができない
と言う特徴があるかと。
論理的に話していない
話が長い人は、思いついたまま会話を進めます。
それが友達とのたわいのない話なら「話が長いよー笑」で良いのだけど
しっかりと伝えたい時
クライアントなど相手がいるとき
は単なる時間の押し付けでしかありません。
話が長い人は「伝えたいこと」「ゴール」が見えないまま話をしてしまうので
で? 結局なんなの?となり
使った時間相当の共感を得ることができず
「あの人の話長いよね・・・」と言う先行イメージだけが植え付けられるのです。
話が詰まらない・自分ありきな話し方
話が長いと思われるのは、
- そもそも話がつまらない
- その話をする理由がわからない
- 自分のことしか話していない
ことが多いのです。
相手の目線に立たず、とにかく自分の話をする。
相手が知りたいことではないことをダラダラ話す。
これでは話が「面白い」訳はありません。
伝え方が138%アップする「伝え力」を手にするコツ
では、自分の思いや知識を
「話が長いな。。。」と思われずに伝えるために必要な
「伝え力」をつけるにはどうすれば良いのでしようか?
1.相手の「知りたい情報」に話を合わせられる
話が短く説明が上手な人は
「相手の知識や知りたいこと」に合わせて話をします。
つまり
相手の視点に立って会話を合わせるから、
より話が伝わりやすくなるのです。
例えば
美味しいパスタを作りたいなーと思っている人に対して
自分が行ったレストランの自慢
専門用語を並べ立てた会話
では、聞きたいーとは思いませんよね。
- 相手が何を知りたいのか
- 専門用語を使わずにどう伝えれば良いのか
を考え、誰にでも理解できる言葉で、相手が望んでいることを伝えることが大切です。
2.伝えるために必要な情報を理解している
話が長い人は
「話の途中で、何を言いたいのかわからなくなってしまった」という経験があるのでは?
これは、頭に浮かんだことをそのまま話しているから。
話が長くなると、
「必要な情報」と「不必要な情報」がゴチャゴチャになるからなのです。
まず、伝えたいことのために「必要な情報」と
「不必要な情報」を整理しましょう。
不必要な情報というのは
相手にとって重要ではない情報です。
「私の場合はね・・・」
「こういうことを経験したんですよ・・・」
と言うのは、相手にとっては「どうでも良いこと」であることが多いのです。
3.話の道筋を立てて論理的に話している
会話が上手な人は、
伝えたい内容を明確にする→必要な情報を選別
そして、話の道筋をたててお話しします。
だから理論的に話が進むし
話が長くなる必要もないし
相手が共感し納得して
また聞きたい!!!って思ってもらえるのです。
4.一方通行ではなく相手を巻き込む話し方
伝え力は「巻き込み力」とも言います。
つまり、
- 自分さえ良ければいい
- とにかく自分が話したい
と言う話し方ではなく、
相手の立場に立ち
相手を巻き込んで話すので、時間があっという間に過ぎていきます。
一方通行の人は
この経験を話さなきゃ
この話は知りたいはず
と思いがちで
シラーっとした空気を読み取ることもできず
相手の気持ちを察することなく話し続けてしまう傾向があります。
話をしっかりと伝えたい・聞いて欲しいのであれば
- 相手が理解しているか
- 相手と言葉のキャッチボールができているか
を気にしながら会話をするようにしましょう。
5.相手によって伝え方を変えている
話が上手な人は、相手によって話し方を変えています。
これって当たり前のことなのだけど、話が長い人ほどこれができていません。
自分のスイッチが一度入ってしまったら
相手が「もうそろそろ良いよ・・・・」「で、結局なんなの?」と言うオーラを出していても
お構いなし。
また、一つの伝え方しかできず、自分ファーストの伝え方しかできないので
ある特定の人たちには受け入れてもらえるけど・・・と言うことになりがちです。
話の中心を「相手」にすることは会話の基礎でもありマナーです。
まとめ
いかがでしょうか?
「口下手」なのと「伝え下手」は違います。
「伝える力」は、ビジネスだけでなく
人生のあらゆる場面でもあなたの強みになります。
そして、
伝え力はあなたへの信頼につながります。
ぜひ伝える力を身につけていきましょう。