私自身、
パートナーと出会いパートナーと別れ
死ぬほど泣いて
仕事して帰るだけの毎日が続いた時
ふと、気がついた。
仕事は抱きしめはくれない
そう、仕事は
あなたがどれだけ頑張っても
くたくたになっても
フィジカルにハグしたり抱きしめてくれたりはしてくれないのです。
あったとしても「達成感」だけ。
これに気がついた時
私は人生で初めて「婚活」をスタートさせました。
シングル時代、「婚活してます」とか言ってた時期もあったけど
これほど真剣に「結婚しよう」って思ったことはないのに
なぜこのタイミングでというと・・・・
理由はもう一つある。
それは
亡くなった母との約束だから。
ガンが見つかった時
母は71歳でした。ステージ4。
当時、私には婚約者がいてアメリカに移住することになってました。
ビザ待ちの状態です。
その時、母は
「私のことはいいから、自分が幸せになることだけを考えてね。
あなたが幸せになることが一番嬉しいから」
と、笑って言ってくれました。
今から思えば
ステージ4となり延命治療も拒否していたことは
長くはない命を想定していたはず。
それでも娘の幸せを考え
もしかしたら死目に間に合わないかもしれないのに
アメリカに行って幸せになりなさい、と笑って言った母の気持ちは
どんな思いだったのだろう・・・・と。
その後、たった2ヶ月で母は他界しました。
当時、先生は余命一年と言ってたのに、たった2ヶ月。
この事実を受け入れられず、でした。
彼女は、生きることをやめたがってたのでは?
私が幸せになる、と思い
自分が迷惑をかけたくない、と思ったのでは?
ずーっと私はそう思っていました。
こうやって天涯孤独となった私だったけど
私は「次の人生」があると思っていました。
母が託してくれた「幸せになるのよ」という思い。
それをアメリカで叶えるのだ、と。
ところが・・・・
その2ヶ月後。婚約者が浮気。
そしてあえなく婚約破棄。
怒りというよりも、現実がフワフワしていて
全ての感覚がなくなりました。
こうして私は本当の意味で
天涯孤独になったのです。
これじゃ
お母さん死に損じゃん。。。。
私がぬか喜びさせたばっかりに・・・
そこから猛烈な後悔の毎日。
だから私は決めました。
婚活する。というより結婚する。
母がよく言ってた「あなたを大切にしてくれる人が一番」という言葉を信じて
そういう人がいると信じて。
母が「幸せになるんだよ、あなたを大切にしてくれる人が一番よ」
と言ってくれたように
私を大切にしてくれる人と人生いきているよっと
安心してもらいたかったから。
世の中的には「選ばれない」年齢かもしれません。
逆風三昧かもしれません。
でも、婚活しよう。
私をずっと大切にしてくれる人と過ごすことが
母に対する罪滅ぼしでもあり
母と一緒に幸せになることでもある。
幸せに過ごす時間を母と一緒に感じたいのです。今更ながら。
幸せに暮らしている娘を見て欲しいのです、今更ながら。
あちらの世界で安心して過ごして欲しいのです。
いつも娘の心配ばかりして
いつも私を最優先に考えてくれた母に
今度は私が母を安心させる番なのです。
49歳で天涯孤独。
この状況でも私は諦めません。
幸せになるのに年齢制限があるはずない。
あるとしたら「本気度」だけ、だと思うのです。
これが私のスタート地点だったのです。
婚活って
結婚することじゃなくって
いつまでも
どんなときも
あなたを大切にして
あなたを応援してくれる人と出会い
その人と生きていくということを
決めていく作業。
だから
結婚だけがゴールじゃない。
けど
結婚しよう
結婚したいって思うきっかけは
なんでもいいと思うんです。
仕事に疲れた
彼に振られた
友達が結婚した
なんでもいい。
大切なのは
「本気」かどうかっていうこと。
世の中には
いろんなノウハウがあるけど
それもこれも
まずは「本気」になることが大切。
婚活は
結婚のためではなく
自分らしく無理せずいられる人と
結婚するためのもの。
人生で
好きな人とか
結婚したい人って
毎年何人も出てこない。
それを
「婚活するぞ」と決めてから
さくっと出会って
さくっと結婚するなんて
虫がいい話。
だから
「婚活モード」を
人生の中で
ありえないくらいMaxにして
見た目や雰囲気もありえないくらい変えて
ありえないくらい人と出会い
(結婚を考えている人とね)
自分にどんな人が合うのかを見極め
ここまでやったことないつていうくらい
努力した人が手に入れることが出来る。
逆にいうと
そこまで気合入れないなら
手に入らないのかもしれない。
よく
「結婚のことを考えなくなった時に出会う」
という説があるけど
それもありだと思います。
ただし・・・
出会ってから
「結婚」というステージを
最短に迎えたいなら
「出会い」だけではだめなのです。
結婚しても
結婚しなくても良い時代。
だけど
結婚したいのに
結婚できる人は
減っている時代。
だから
もしあなたが
結婚したいなら
結婚したい理由を考えて
結婚するっていう決意をして欲しいのです。